2020/09/06 投稿

家族信託とは

家族信託とは、『家族を信じて自分の財産を託す』ことです。

家族信託には3つの立場の登場人物がいます。
『財産を託す人=委託者』
『財産を託される人=受託者』
『信託された財産から生じる恩恵を受取る人=受益者』

なお、受益者は委託者と同一人物にすることも可能です。
この形は認知症対策としてよく使われます。

例えば、不動産オーナーが不動産の管理を息子に託すが、家賃収入自体は自分が亡くなるまで自分でもらい続ける、といった形です。

なぜ、この家族信託という制度が注目を集めているのでしょうか?
それは日本の高齢化社会の進行にあります。

日本は世界屈指の長寿国です。
それに伴い、認知症患者は急増しています。
高齢者の4人にひとりが認知症になると言われております。

認知症を発症すると、判断能力がないと判断され資産は凍結されます。
認知症を発症した人の財産管理は成年後見人が行うようになります。

成年後見人は、家庭裁判所によって選任されますが、7割以上は弁護士や司法書士が任命されます。
つまり、他人が認知症になった人の財産を管理することになるのです。
しかも、認知症になった方のために最低限の出費しか認めません。

さらに月2万円から5万円の費用が亡くなるまで掛かります。

認知症に認定されてから亡くなるまで平均7年と言われておりますので、数百万円の費用が掛かることになります。

こしたことが原因で、成年後見制度は人気がありません。

認知症になる前に、元気なうちに家族信託契約を結んでおけば、成年後見人の承認なく、信託契約に基づいて委託者の財産を受託者が自由に使えることになります。

認知症対策として、家族信託を取り入れてみてはいかがでしょうか?