2019/03/26 投稿

相続で一番もめるのは相続財産が2千万円前後のご家庭

相続でもめる家は大金持ちの家!というイメージはありませんか?

確かに平尾昌晃の家のように資産家もめるところもありますが、家庭裁判所の調停記録を見た場合に、最も調停件数が多いのは資産が2千万円前後のご家庭です。

 

相続税を支払うご家庭は3000万円+法定相続人数×600万円を相続財産が越えるところですので、2千万円のご家庭は相続税を支払う必要のない、ごく一般的なご家庭と言えます。

 

それでは、なぜもめるのでしょうか?

それは相続人それぞれの財産の分割がうまくいかないからです。

理由はふたつあります。

不動産と介護です。

 

財産のほとんどが不動産で現預金がそれほどない、というのが相続財産が2千万円くらいのご家庭です。
ご長男夫婦とお子様が親と同居されていて、家と土地の名義は親になっていて、その親がお亡くなりになったというようなケースです。

ご長男にご兄弟がいる場合は、その方も相続人となります。法定相続分の財産を下さい、と言われれば、ご長男は家をご兄弟と共有名義にするか、売却して現金を作るしか方法はありません。

相続財産のほとんどが不動産で、法定相続人が不動産を分割することが難しい場合に争いになるケースが多いのです。

 

もうひとつが介護による争いです。

親の介護の面倒を特定の相続人だけが見た場合です。
他の相続人は親の面倒を見なかったにも関わらず、いざ親が亡くなったら、法定相続分をよこせ!と主張した場合にトラブルになります。

親の面倒を見たのに、いざ相続になったら、面倒を見なかった相続人と受け取る財産が同じであれば納得が行きません。

このような争いごとを起こさないためには、介護を受けている親御さんが、介護をしてくれている親族に遺言を書くか、告知の不要な生命保険に加入して、死亡保険金の受取人を、面倒を見てくれている人に指定してあげるとトラブルを未然に防ぐことができます。