2019/03/24 投稿

相続対策には生命保険を使うべき3つの理由

相続対策に生命保険を使いませんか?
というと、しつこく勧誘されるから話は聞きたくない!という方も多いのではないでしょうか。

 

今からお話しするのは、××生命の保険商品が良いですよ、といった勧誘ではなく、生命保険が持っている税制の優遇や機能が、相続対策にマッチしています、ということです。

 

相続対策として生命保険を使うべき3つの理由、

そのひとつめは税制での優遇です。

死亡保険金は500万円×法定相続人数分まで相続財産には加算されません。

相続税の対象となる財産は、故人の現預金、土地家屋、有価証券等、すべての財産が対象となります。故人が契約者、被保険者となっている生命保険の死亡保険金も相続財産に加算されます。

しかしながら、この死亡保険金は全額が相続財産には加算されません。
500万円×法定相続人数分までは控除されます。
金融商品の中で相続税の控除があるのは、生命保険の死亡保険金だけです。
ですから、この死亡保険金を有効に活用して相続税を減らすことが可能です。

奥様とお子様がお二人のご家庭であれば、法定相続人は3名ですので、ご主人様に万が一のことがあった場合は、死亡保険金があれば500万円×3人の1500万円までは相続財産には加算されません。

相続税は最低10%ですから、相続税を支払わなければならないご家庭であれば、最低でも150万円分相続税が安くなったことになります。

ただし、この税制の優遇を受けるためには、死亡保障のある生命保険に加入しておかなければなりません。
生命保険であれば何でも良いと言うわけにはいきません。
満期がある生命保険は相続対策にはなりません。
なぜなら満期が来てしまうと死亡保障がなくなってしまうからです。
あくまでも死亡保険金が非課税になるのですから、一生涯死亡保障してくれる、終身保険でないといけません。

また、高齢で病歴や現在治療中の方は生命保険に加入できない場合があります。

でもご安心下さい。

告知が非常に緩やかな、もしくは全く告知が必要のない、終身保険もございます。
多くの高齢者の方が、そういった終身保険を使って相続対策をされていらっしゃいます。

 

相続対策に生命保険を使うべきふたつめの理由は、

生命保険は『遺言』と同じ効果を発揮するという点です。

いや遺言以上の効果を発揮します。

 

その理由は、死亡保険金受取人が受け取った死亡保険金は、死亡保険金受取人の固有の財産となるからです。

たとえば、法定相続人がお子様おふたりのケースで、死亡保険金1000万円の受取人が上のお子様であった場合、下のお子様はそれを半分よこせ!と裁判をしても勝てないとうことです。

特定の相続人に財産を与えたい場合は、遺言に書くか、生命保険の死亡保険金受取人に指定してあげますと、それが可能となります。

たとえば、事業承継する際に、長男が社長となるので、他の兄弟よりも多くの財産を残したいのであれば、生命保険の死亡保険金を、長男が受け取るようにしてあげれば、他の兄弟と差をつけることができます。

また、遺言より生命保険が優れている点は、死亡保険金は遺留分の対象にならないということです。
遺留分とは法定相続人は財産を放棄しない限り、法定相続分の半分は受け取る権利があることを言います。

死亡保険金は死亡保険金受取人固有の財産ですから、被相続人の財産ではないので、遺留分を他の相続人に支払う必要がないのです。

これに対して遺言は、被相続人の財産をどのように分配するのか、その遺志を伝えるものですから、遺留分は避けることができません。

生命保険の死亡保険金は遺言と同じ効果があり、さらに遺留分の対象にならないという素晴らしい機能があるのです。

 

相続対策に生命保険を使うべき3つめの理由は、

死亡と同時に死亡保険金、つまりキャッシュが受け取れるという点です。

相続税の支払いは、被相続人が亡くなったことがわかった時点から10か月以内に収めなければなりません。
しかも現金一括納付が原則です。
もし不動産が相続財産であれば売却をしないと現金納付ができません。
不動産で納める物納という方法もありますが、税務署からの資産調査が入ったり、一番価値のある土地だけを収めることになるので、なるべく現金を用意された方が良いかと思われます。

相続が発生した時点で、すぐに多額の現金が用意できる、という点も生命保険が優れている点です。

相続対策は、様々な方法がありますが、生命保険を使った対策は他の対策に比べてもとても優れています。
ただし、皆さんの資産状況、家族状況に応じて、どのような保険商品をどれくらいの死亡保障で準備すべきかは、個別にご相談下さい。

また、すでに生命保険を使って相続対策をされていらっしゃる方には、セカンドオピニオンとして生命保険のチェックをさせていただければ幸いです。